マァ大変ね。(近況報告その1)
その日、私はどうしても目玉焼きが食べたかった。
朝食時、フライパンに割ったタマゴは黄身が潰れて何とも言えない哀愁を感じさ
せた。
またコーヒーを切らしたせいで、トーストに緑茶という斬新な組み合わせが生活
リズムをいきなり変拍子に切り替えた。
食べれないと食べたくなるもので、どうしても目玉焼きが頭から離れなかった。
単品で出すレストランは知らない。
そうだ、ハンバーグの上になら乗っかってるはずだ。
しがない田舎道にある定食屋に入ったのもその日のリズムが変拍子だったせいな
のだろう。
ハンバーグ定食。
店先にあるディスプレイには愛しい目玉焼きがハンバーグの上に乗っている。
迷わず、定食屋のドアを開けると同時に元気よく注文した。
ハンバーグ定食ひとつ。
それほど待つ事もなく、さも私がそれを食べる事を知ってたが如く素早く運ばれ
る。
何かがおかしい。
ディスプレイのそれとはよく違う事はよくある事だが、これは明らかに違う。
ハンバーグの上に乗る目玉焼きは、大体の場合、ハンバーグに密着して程よい半
熟なのだ。
しかし、この目玉焼きはハンバーグを嫌うかのように反り返り白身が見るからに
カピカピなのだ。
焼き過ぎじゃね?
しかし、ここは洋食屋ではなく定食屋だ。
多少の誤差はあって仕方ない。
寛大な私は、スッと黄身に箸を入れる。
黄身が溢れ出しハンバーグへと流れる、グルメ番組で一番喉をうならす瞬間。
…のはずだった。
箸は、何と黄身を吊り上げてしまった。
違う意味で唾を飲む結果となってしまった。
トロリとした黄身の姿はなく、口中の水分を奪い去るパサパサに変化した黄身、
アクセントなる塩こしょうがとてつもなくキツく、それでいて苦味を擁し、ご飯
で掻き消す仕組みになっていた。
主役のハンバーグは、肉汁を封じ込めたというよりは固まったというような猫舌
の方や夏にうれしい寒冷仕様で、ご飯で温めて食べるという新スタイル。
二度と行かないぞ!
そう誓った午後。
帰宅して夕飯にと、タマゴを取り出す。
フライパンを取ろうとタマゴを台所に置いたその時だった。
グシャッ。
フライパンへ飛び込むはずだったそれは床へとダイブし、悲惨に飛び散った。
まさか…。
私は床を掃除した。
その姿は、まるでハウス食品が提供した名作劇場のヒロインのようでもあった。
おしん。
ハイジ。
セーラ。
80年代のドラマやアニメが汚れなき少年だった頃の僕を思い出す。
あぁ僕はどうして大人になるんだろう?
あぁ僕はいつ頃大人になるんだろう?
武田鉄矢の歌声が脳裏に浮かぶ。
僕は死にましぇん。
アホか、はよ片付けれ。
帰宅した父親に叱られつつ、当時を思い出して言った。
大きくなったら父ちゃんみたいになるよ。
は?馬鹿かキサン。
俺みたいになりたい?
なれるか、アホか。
いい加減、出ていけ。
独立せぇ。
独立から時代の波に押し戻され、今に至る私。(詳細は前記)
哀愁を漂わせつつ頑張っております。
近況報告としまして、まずは一筆。
朝食時、フライパンに割ったタマゴは黄身が潰れて何とも言えない哀愁を感じさ
せた。
またコーヒーを切らしたせいで、トーストに緑茶という斬新な組み合わせが生活
リズムをいきなり変拍子に切り替えた。
食べれないと食べたくなるもので、どうしても目玉焼きが頭から離れなかった。
単品で出すレストランは知らない。
そうだ、ハンバーグの上になら乗っかってるはずだ。
しがない田舎道にある定食屋に入ったのもその日のリズムが変拍子だったせいな
のだろう。
ハンバーグ定食。
店先にあるディスプレイには愛しい目玉焼きがハンバーグの上に乗っている。
迷わず、定食屋のドアを開けると同時に元気よく注文した。
ハンバーグ定食ひとつ。
それほど待つ事もなく、さも私がそれを食べる事を知ってたが如く素早く運ばれ
る。
何かがおかしい。
ディスプレイのそれとはよく違う事はよくある事だが、これは明らかに違う。
ハンバーグの上に乗る目玉焼きは、大体の場合、ハンバーグに密着して程よい半
熟なのだ。
しかし、この目玉焼きはハンバーグを嫌うかのように反り返り白身が見るからに
カピカピなのだ。
焼き過ぎじゃね?
しかし、ここは洋食屋ではなく定食屋だ。
多少の誤差はあって仕方ない。
寛大な私は、スッと黄身に箸を入れる。
黄身が溢れ出しハンバーグへと流れる、グルメ番組で一番喉をうならす瞬間。
…のはずだった。
箸は、何と黄身を吊り上げてしまった。
違う意味で唾を飲む結果となってしまった。
トロリとした黄身の姿はなく、口中の水分を奪い去るパサパサに変化した黄身、
アクセントなる塩こしょうがとてつもなくキツく、それでいて苦味を擁し、ご飯
で掻き消す仕組みになっていた。
主役のハンバーグは、肉汁を封じ込めたというよりは固まったというような猫舌
の方や夏にうれしい寒冷仕様で、ご飯で温めて食べるという新スタイル。
二度と行かないぞ!
そう誓った午後。
帰宅して夕飯にと、タマゴを取り出す。
フライパンを取ろうとタマゴを台所に置いたその時だった。
グシャッ。
フライパンへ飛び込むはずだったそれは床へとダイブし、悲惨に飛び散った。
まさか…。
私は床を掃除した。
その姿は、まるでハウス食品が提供した名作劇場のヒロインのようでもあった。
おしん。
ハイジ。
セーラ。
80年代のドラマやアニメが汚れなき少年だった頃の僕を思い出す。
あぁ僕はどうして大人になるんだろう?
あぁ僕はいつ頃大人になるんだろう?
武田鉄矢の歌声が脳裏に浮かぶ。
僕は死にましぇん。
アホか、はよ片付けれ。
帰宅した父親に叱られつつ、当時を思い出して言った。
大きくなったら父ちゃんみたいになるよ。
は?馬鹿かキサン。
俺みたいになりたい?
なれるか、アホか。
いい加減、出ていけ。
独立せぇ。
独立から時代の波に押し戻され、今に至る私。(詳細は前記)
哀愁を漂わせつつ頑張っております。
近況報告としまして、まずは一筆。




